中村天風財団(天風会)

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修練会の一日

修練会の一日

修練会の一日

朝礼

修練会の一日は爽やかな朝礼から始まる。
朝のすがすがしい空気のなかで甦り、今日一日立派な人間として活きることを誓う。
呼吸法の訓練、全身の運動法を行う。

室内

養動法、安定打坐法を実習し、真理の瞑想行に入る。
実験をとおして心の力を実感する。
ひとりマッサージを行いリラックスし、昼食になる。
午後は、潜在能力開発訓練を段階的に実習する。

戸外

太陽のもとで、戸外修練を行い、生命のエネルギーを実感する。
神経反射の調節法(クンバハカ密法)を採り入れた呼吸操練、統一式運動法、
積極体操の練習。体力に応じて段階的に「駆け足」の訓練を行なう。

朝の戸外修練

朝の戸外修練

爽やかな朝の空気の中での朝礼。
新しい元気をもって朝を迎えられたことを感謝することから、厳粛に一日をスタートさせます。 そして「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず、正直、親切、愉快に、力と、勇気と信念をもって、自己の人生に対する責務を果たし、恒に平和と愛とを失わざる、立派な人間として活きることを、自分自身の厳かな誓とする」という中村天風の誦句を心に刻み、まず積極的な心構えを創ります。心の浄化とともに、身体を合理的に動かすことで自律神経を整えます。 『呼吸操練』と呼ばれるユニークな呼吸法や、心と身体の両面を整える『統一式運動法』など、身体中に大自然の活力を効果的にとりいれる方法を実習します。

1. 室内行修

室内に入り、『養動法』や『安定打坐法』というような、心と身体を安定させ、潜在する力を煥発させる方法の解説と実習を行います。
さらに『誦句と瞑想』で、天風師の誦句の真髄を味わい、実感します。
心身統一法の目指すところは、何があろうと、どんなときでも、心と身体の安定を保ち、本来の自分の力を発揮することができるようになることです。午前の行修を終え『ひとりマッサージ』によって、心身をほぐして、昼食の準備。

2. 昼食/休憩

広い会場に全員が集まり、グループごとに輪になって座り(会場によって異なりますが)、和やかに食事を楽しみます。グループは同じ年代の人で構成され、休憩時間には自己紹介、運動法の復習をしたり、リラックスしたときが流れます。

3. 午後の行修

『安定打坐』に始まり、自分のいのちの力を確認するための楽しい実験や、精神能力開発訓練など、潜在する力が心の使い方によって煥発されることを体験、確認します。さらに、講義、先輩会員の体験談なども加わります。

4. 戸外修練

ふたたび戸外に出て、午後の眩しい太陽を浴びながら、一連の運動法に爽やかな汗を流し、一日の行修によって充実してきた自分自身の活きるエネルギーを実感します。

修練会で学ぶ心身統一法の概要

修練会で学ぶ心身統一法の概要

活力吸収法

神経反射の調節法の体勢で行なう呼吸法。観念を用いることにより、大宇宙の精気の中に隈なく遍満存在している活力を収受する呼吸法。

呼吸操練

活力吸収法をより効果的に行い、各呼吸器官を訓練強化するように組み立てられた呼吸訓練法。

統一式運動法

肉体の機能の効率を高めるための運動法で、日常的に使うことの少ない筋肉を訓練強化する。クンバハカ体勢をとり、観念を使って哲学的意味をもたせ、肉体運動とともに心の働きを加える。

積極体操

気力を充実して消極観念を撃退し、心身を活発化する運動。

光線呼吸

太陽光線を口の中へ、口腔へ、そして咽喉へ、さらに命の隅々まで受入れ呼吸する方法。

養動法

神経反射調節法の応用であり、心と身体を速やかに平静に整えることが出来る。

安定打坐法

修練会の行修の中で基礎的な重要な行法である。無我無念の境地を体験的に会得し、本心を煥発し、人間の本然の姿を自悟・自覚するための行法。

真理瞑想行(誦句と瞑想)

安定打坐法と並んで、最も重要な行法である。宇宙、生命、人間、人生に関する真理を把握し、人間の生命に与えられている法則を自悟・自覚することを主眼としている。

ひとりマッサージ

身体各部の関節の柔軟運動且つ主要筋肉をマッサージする方法。

精神能力開発訓練

だれもが潜在的に有している精神能力を開発訓練する。日常の生活や仕事に応用することにより、インスピレーションが湧き、人生のあらゆる場面に活用し、人生生活を高め、そして豊かにする。

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