スタッフの佐藤さんにインタビュー
今回はスタッフの佐藤慶江さんに、お話をうかがいました。
佐藤さんはオンライン土曜行修会では、実技の指導を担当されています。
――本日はよろしくお願いします。さっそくですが、オンラインで運動法その他を指導するとき、特に気をつけているところ、工夫しているところは何でしょうか。
佐藤 運動法にはそれぞれポイントになるところがありますので、そこができているかを気をつけて見ています。それぞれ体の柔軟性も違いますので、観察しながら一人ひとりに合った指導を心がけています。
――リアルとオンラインで、指導の違いはどのような点ですか?
佐藤 オンラインではリアルのようにすぐに目の前でお声がけして指摘できず、歯がゆさを感じるときもありますが、なんとか伝わるように気をつけています。また、息づかいのようなものを感じられないところも、リアルとは違いますね。
――オンライン行修会がはじまり、1年近く経過しましたが?
佐藤 回を重ねるにつれて、参加者の皆さんの真剣さが増しているのを感じています。ブレイクアウトセッションでは、参加者に少しでも満足していただけるような、わかりやすい指導をして、こちらが一緒に学ぶという姿勢を示し、なごやかな雰囲気を作り出すよう心がけています。コロナ禍の今、ふつうに会話をするのにもマスクを着用しなければならない中で、スクリーン越しに映る素顔の皆さんと、笑顔で暖かみのある会話ができて、本当にうれしさを感じます。
――オンラインで学ぶ人たちにアドバイスはありますか?
佐藤 学び方がリアルとまったく違うので、参加する皆さんにも少なからずもどかしさはあると思いますが、少人数の集まりで学ぶ機会は、なかなかないと思います。新しいことにチャレンジできるチャンスに喜びを感じ、やってみようと努力してみましょう。新しい発見があるはずです。すぐに効果を求めずに、焦らずにコツコツと、あきらめずに続けることが大事かと思います。
――これから参加しようと思っている人に、何かアドバイスはありますか?
佐藤 リアルの行事と違い、オンラインは時間も有効に活用できます。どこからでも参加でき、かなり遠方の方からのご参加もいただけて、リアルではなかなかお目にかかれない方々とも集えます。新しいことに挑戦できるチャンスととらえ、心と体に活きる喜びを与えるように一緒に取り組んでみませんか。
――教えを早く身につけるコツのようなものがあれば、教えてください。
佐藤 教わった通りに、毎日コツコツとルーティーンのようにやることが大切かと思います。そして、できるだけ行修会や講習会に参加することが望ましいですね。さきほども言いましたが、焦る気持ちをおさえて、急ぐことなく、ゆっくりと行修をする気持ちを持つことが、コツのように思えます。
――佐藤さんは、日常生活において心身統一法をどのように実践しているのでしょうか。
佐藤 入会当時、女性の先輩から「天風教義は死ぬまで長く細くやるものですからね。行修会は来られるときにいらっしゃい。大丈夫よ」と、当時子育て中の私に、温かい声をかけていただき、とてもうれしく思ったことを、今でも思い出します。天風会員だからといって、何も起こらないということはなくて、「何かあるのが人生」です。起こったことにとらわれず、前向きにとらえて、それを乗り越えてきたと思います。思い方ひとつでこんなに変わってくる。心ひとつの置きどころですね。そして、家族皆が元気で笑顔でいてほしいし、それを見ているのがいちばんの幸せです。天風先生が教えてくださっている、一度限りの人生を価値高く、世のため人のために役立つことができるように、今日いちにちを大切に過ごしてまいりたいと思います。
――佐藤さんにとって、心身統一法とは何ですか。
佐藤 一度しかない人生、私の道を自信を持って活きていく、生き方の教えです。
――ありがとうございました。
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