中村天風財団(天風会)

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スタッフの中島さんにインタビュー

土曜行修会

今回のインタビューは実技の指導を担当するスタッフの皆さんから、お話をうかがいました。
トップバッターは中島眞理子さんです。中島さんはヨガの講師としても長いキャリアをお持ちで、土曜行修会では司会役としても活躍されています。


――さっそくですが、オンラインで運動法などを指導するとき、特に気をつけているところ、工夫しているところはありますか?

 

中島 リアル(※1)の行修会とちがい、オンラインだと画面の向こう側、つまり参加者の皆さんの雰囲気や反応が感じにくいんですね。だから、「無理をしないように」という言葉を意識して使うようにしています。それと、私のほうがカメラに近づいたり、離れたりという具合に、こちらの全身の動きや、細かな部分などが、しっかり映るようにしています。そうやってお見せした上で、くわしい説明をすることで、参加者の皆さんも理解しやすくなるかな、と思います。
(※1 オンライン形式に対して、従来の集合型の形式をリアルと呼んでいる)

 

――中島さんはリアルの土曜行修会のときからスタッフでしたが、群馬の会(※2)でも長くスタッフを続けていらっしゃるんですね。
(※2 中村天風財団は日本各地に賛助会組織がある。群馬の会もそのひとつ)

 

中島 はい。群馬の会もリアルは開催できない状況なので、今はオンラインで行修会を開いています。

 

――中村天風財団でオンライン行修会がはじまり、1年近く経過しましたが、オンラインを通してのご自分の教え方の変化はありましたか?

 

中島 最初の2、3ヶ月は担当講師に指示されるままにやっていましたけど、少しずつ内容や説明方法を自分で考え、準備するようになってきていますね。新しい勉強の機会をいただいたと思っています。

 

――中島さんはヨガの指導者として36年のキャリアをお持ちということですが、心身統一法を指導する上での共通点、あるいは相違点はありますか?

 

中島 肉体行における行法は、もちろん相違点はたくさんあります。ですが、ヨガも心身統一法も、人間対人間。指導させていただく立場と指導を受ける立場の違いはあっても、そのあいだには邪魔をする物が無いんです。天風先生の言葉をお借りすれば、「魂と魂のぶつかり合い」。ちょっとオーバーですかね(笑)。真剣に向かい合えば、お互いが成長できます。この点においては、ヨガの指導も心身統一法の指導も同じです。

 

――なるほど。深いお話ですね。中島さんが中村天風を知ったのも、ヨガを通してですか?

 

中島 そうです。私のヨガの師匠が昭和60年頃に天風会の夏期修練会に参加したんですが、そのとき天風先生とその教えをはじめて知りました。私に限らず日本でヨガを指導したり、学んでいる人たちは、天風先生のことを知っている人は多いと思います。

 

――話を戻しますが、zoomのブレイクアウトセッションの機能を使った指導方法ですが、参加者の皆さんに好評です。教える立場としてはいかがですか?

 

中島 参加者を数人ずつ小部屋に振り分けて指導する方法ですね。人数が少ないほど、参加者の皆さんを集中して見ることができるので、こちらとしても、とてもやりやすいです。

 

――参加者の中には、リアルの行修会をまったく経験されていない人もいますが、教えにくさというものはありますか?

 

中島 それはありません。経験のあるなしに関わらず、私は同じように指導しています。リアルではまず直接会って話をすることのない遠距離の方々と、一緒に行修できるのは、うれしいですよね。会員さんで、ご自分が住まわれている地域とリアルの会場が離れているので、これまで参加が難しかったという方がいましたが、オンラインになって参加できるようになり、とても喜んでいました。「コロナ禍が終息したら、ぜひ一度リアルにも参加してみてください」と、その方にはお伝えしました。

 

――オンラインで継続して学ぶ人たちに、アドバイスはありますか? 「画面を通しての練習はもどかしい」「運動法が良く覚えられない」という声もあるようですが。

 

中島 たしかに運動法の細かいところ、とくに下半身の動きなどは、オンラインで覚えるのは簡単ではありませんね。教える側もさらに研究、工夫が必要だと感じています。アドバイスになるかわかりませんが、私自身は今、オンラインで学ぶしかない状況であるならば、このオンラインにしっかり、どっぷり漬かって楽しんで、体験させていただこうと思いながら参加しています。オンラインのメリット、デメリット、どちらもあります。今できることをやりましょう。心身統一法は本当に奥の深い教えなので、自分自身の変化、自分が設定した目標に対して、焦らずに、楽しんで継続していくのが良いと思います。

 

――これから参加しようと思っている人に、お伝えすることはありますか?

 

中島 群馬の会でも財団全体でも、パソコンやスマホ等の機器を持っていないために、オンラインの行事に参加できない人が多いと聞いています。私自身もパソコンの操作に不慣れだったので、オンライン行修会のスタッフの話をいただいたとき、半分はあきらめていたんです。でも、残りの半分でちょっと頑張ったら接続できて、ギリギリ間に合いました。可能であるならば、ちょっとの勇気、ちょっとの努力で、ぜひ参加してほしいですね。新しい世界が開けます。

 

――心身統一法を早く身につけるコツのようなものはありますか?

 

中島 ヨガ教室の生徒さんからも良く受ける質問ですが、コツというのが早道という意味だとしたらは「コツは無い」と答えています。

 

――中島さんは日常生活において、心身統一法をどのように実践しているのでしょうか。

 

中島 朝、自分でおこなう朝礼と、クンバハカ。この2つはしっかりとやっています。仕事に関して言うと、ヨガ教室全体の雰囲気とか、生徒一人ひとりのその日の体調や気分を感じられるようになりました。これは、心身統一法を続けているおかげかな、と思っています。

 

――最後になりますが、中島さんにとって心身統一とは何でしょうか。

 

中島 私にとって、心身統一法は人生の道標です。

 

――ありがとうございました。

 

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